「30女はまだ余裕がある」と信じたい主人公の32歳?獨身アラサー派遣社員?神林莉子(內田有紀)が、理想と現実のはざまで揺れる30女の機微、ねじれ現象を等身大で表現している。 2010年前後の日本の世相を反映させた本作は、自ら幸せを摑むため「就活」も「婚活」も、悩みながら、たくましく生きるアラサー女性には共感できるだろう。 イケメン會社員役には演技派俳優(yōu)の豊原功補が扮しており、派遣要員を確保し、就職口をさがし提供するのだが、この二人の関係は単なる派遣社員(獨身30女)とその擔當(派遣元會社の社員)というものではでなく、ある事実からいつしか意外な方向へと向かい始める。