ジョジョ、辭書、ブルースの三人の中學生はガキ大將のデブナガにいつもいじめられており、今日こそやっつけてやろうというとき、そのデブナガが三人の眼の前で誘拐されてしまった。デブナガの父が覚醒剤をタレ流していることに腹を立てた橫浜のヤクザ極龍會のイヤガラセだ。誘拐したのは極龍會の組員、山と政だが、マスコミはこの事件を派手に報道し、組ではもてあましていた。一方、三人の中學生は橫浜に向い、そこで、極龍會の組員で、山と政の二人を連れ戻すように命令を受けている中年のヤクザ、厳兵と出會い、一緒にデブナガ救出しようと持ちかけると、厳兵はしぶしぶ承諾する。その頃、デブナガは熱海から名古屋に連れ去られていた。一方、ヤク中で暴力的な厳兵を嫌う辭書はブルースと一緒に、熱海に研修會に來ていたアラレ先生を救出作戦に巻き込んでしまう。別行動をとっていたジョジョと厳兵は山と政を貯木場に追いつめており、そこへ、ブルース、辭書、アラレも到著した。運河に浮かぶ木の上で大迫跡が繰り広げられ、厳兵とブルースは負傷し、アラレも橋から落ちて傷だらけだ。そして、山と政、デブナガはどこかへ逃げ去っていた。クサる厳兵や辭書たちのところに島田組の者が現れ、協力を申し出る。腹では極龍會を支配しようと考えている島田組の招待で五人は飲めや歌えの大騒ぎをする。しかし、厳兵は島田の援助を斷ると、山たちが逃げたと思われる大阪へ向った。そんな厳兵の姿に、ブルースは心惹かれるものを感じる。大阪のドヤに踏み込むと、半ベソの辭書が、アラレも連れていかれたと話す。その時、極龍會解散のニュースが入り、組がなくなっては山や政を追う必要がないと厳兵は言いだした。説得にも耳をかさない厳兵を殘して、辭書、ブルース、ジョジョの三人は追跡を続け、橫浜にあった極龍會の覚醒剤精製所に辿り著いた。そこで、山と政は極龍會解散のニュースを知り、唖然とする。そこへ、厳兵も現れ、デブナガ、アラレの救出に成功するのだった。…